ラベンハム(LAVENHAM)は、ロンドンの北東部にあるラベンハムという小さな村にて1969年に作られたブランドです。ラベンハム村は、昔ながらの建物が建ち並び、美しい自然に囲まれた街です。 この街でラベンハムを立ち上げたミスエリオット(Mrs. Elliot)は、創立前はイギリスのエリザベス女王に仕える官人で、キルティング加工を施した女王の馬に使うホースブランケットを作ったことが始まりといわれています。 このラベンハムのホースブランケットの保温性や品質の高さに関するうわさが、瞬く間にイギリス中に広がり、乗馬愛好家の中での定番ブランドに成長しました。それと同時に、馬とお揃いのジョッパーを着用する人が増え、のちにダイヤモンドキルティングジャケットとして、ラベンハムを代表するアイテムに変貌を遂げました。 その後、乗馬愛好家のみならず、ファッション業界からも注目されるようになり、スーツの上にラベンハムのジャケットをはおる人々が急増しています。日本でも、最初にセレクトショップでの取り扱いが開始し、フランス発祥のブランドアーペーセー(A.P.C)での特別注文が始まるなど拡大していきました。 ラベンハムの商品は、イギリスのサフォーク州サドバリーというところにある自社工場で作られています。以前は、ロングメルフォードという街で作られていましたが、2003年に新たに工場を移転させています。工場内には、約100名の職人が働いており、日々高い技術力によってラベンハムの商品を生み出しています。 キルティングの生地から、ジャケット作成まですべてこの工場で機械や人の手によって手掛けられているため、より品質の高い商品が世に送り出されます。特に、看板アイテムであるダイヤモンドキルトは、ダイヤモンド型を交差させ、ナイロン上糸とポリエステル下糸を使用しているため、高い耐久性を実現しています。 また、ファッション業界には欠かせない検品の作業もすべて自社工場内でまかなっています。作成過程で、何度も検品を重ねることによってより安全で高品質な商品が保証されています。 2014年には、ラベンハムが日本に上陸して20周年を迎え、今後も多くの人に愛され続けるブランドになるでしょう。
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