ファッション分野で魅力的なアイテムを数々生み出しているルイヴィトンは、「ウジェニー皇后」、「シャルロット・ペリアン」、「フランソワーズ・サガン」、「カトリーヌ・ドヌーヴ」、「ケイト・モス」、「ソフィア・コッポラ」の6人の歴代ミューズたちによって華やかに彩られてきました。
ウジェニー・ド・モンティジョ
ルイヴィトンの初代ミューズは、フランスの皇帝ナポレオン3世の皇后「ウジェニー・ド・モンティジョ」です。フランス皇后として、フランスの社交界にさまざまな流行を生み出します。
当時のモード界に大きな影響を与えるほど、「モードの女帝」としての存在感・地位を確立しました。舞踏会に使う荷造り用木箱の製造をルイヴィトンに命じたことをきっかけに、ルイヴィトンとの関わりが始まったと言われています。
シャルロット・ペリアン
フランスの建築デザイナーである「シャルロット・ペリアン」もルイヴィトンのミューズの一人です。「時代を味方につけた女性建築家のパイオニア」として知られるシャルロットは、約80年前に大衆の手に届きやすい別荘を広めるべく、「限りなく水に近い家」のコンセプトを提案します。
実現に至らなかったこの別荘を、アイコン・プロジェクトの一貫としてルイヴィトンが再現しました。
フランソワーズ・サガン
「フランソワーズ・サガン」は、「悲しみよこんにちは」でデビューした当時18歳の作家です。
マニッシュなスタイルを好んでいたフランソワーズは、ルイヴィトンのキーポルをどこへでも持ち歩いていたほど気に入っていました。おしゃれが大好きでファッションセンスに恵まれた、ルイヴィトンの愛用者です。
カトリーヌ・ドヌーヴ
「カトリーヌ・ドヌーヴ」はフランスを代表する女優で、「悪徳の栄え」、「シェルブールの雨傘」、アカデミー賞主演女優賞ノミネート作品の「インドシナ」、ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した「ヴァンドーム広場」など、数多くの有名映画に出演しています。その類まれなる美しさをもって、ルイヴィトンのミューズとして活躍しました。
ケイト・モス
イギリス出身のファッションモデル、「ケイト・モス」は、これまで多くの雑誌の表紙を飾ってきました。ケイトは、ルイヴィトンをはじめ、多くの広告キャンペーンに出演した経歴があります。
ソフィア・コッポラ
「ソフィア・コッポラ」はアメリカの女優です。女優業以外にも、写真家やデザイナーの分野でも活躍しています。映画監督としての活躍もあり、「ロスト・イン・トランスレーション」ではアカデミー賞脚本賞を受賞しました。容姿の美しさはもちろん、豊かな才能もルイヴィトンのミューズに起用された要因となっています。
「Timeless Muses( 時を超えるミューズたち)」
ルイヴィトンが6人の歴代ミューズたちにスポットを当てたエキシビション「Timeless Muses( 時を超えるミューズたち)」では、ミューズたちがルイヴィトンに与えたさまざまなインスピレーションをテーマにしています。それぞれのミューズの個性に近づき、絆に光を当てた展覧会として、2013年8月31日から9月23日の期間に東京で開催しました。