始まりは一枚のレザーパンツ
エムエークロス(m.a+)はマウリッツオ・アマデイ(Maurizio Amadei)が2006年にスタートさせたイタリアのファッションブランドです。アパレルからシューズ、アクセサリーまでを展開しています。
マウリッツオ・アマデイは、ローマ出身。ファッションスクールに通っていない彼の物作りは一枚のレザーパンツから始まりました。
素材を自身の身体に合わせてピンを打ち、縫製する事でプロポーションを理解し、自身に最も適したシルエットに仕上げる。それが彼のハンドメイドに拘るクリエイションの礎となっています。
カルペディエムとの関わり
マウリッツオ・アルティエリのプロジェクトである1+1=3srl社にてカルペディエム(C-diem)の立ち上げに深く関わり、実質的にテクニカルな面を一手に引き受けました。
サルトリアプロジェクト、リネアの開発に深く関わり合いを持ち、そのプロジェクトを支え、その後、同社にて最後の仕事であるファトアマーノを完成させた後、2006年A/Wより自身のブランドm.a+で独立に至りました。
レザーの持ち味を最大限まで
ブランド名の由来は「洋服と人が交わり着続けることによってはじめて完成に近づく」という言葉からきています。手仕事に拘り、素材を愛する。培ってきた技術をベースにしながら、そこに独自のひらめきと実験を重ねていきます。
開発を"日の常 "とし、ステッチ、生地、パターンという服を立体にしていく為のベース又は、基礎の部分を丹念に時間を掛け、膨大なリサーチを行いながら、ストーリーにしていく。独自の哲学と確固たるハンドクラフト技術、独創性を兼ね備え、独特の世界観を創っています。
アトミックのパターンを進化させたコートやレザーシャツを始め、アグリアートのショートブルゾンや、ウールのストーリー、そして撥水性が高いコットン素材を使用したアイテム等、作品作りに更なる可能性とファンクショナリティーを与えられたアイテムを提案し、ほとんど全ての製作の工程を自社にて仕上げています。
テーラーのパートを中心とし、アイデアから型紙、サンプルを経て、製品になる迄のほぼ全ての過程を自らで仕上げることで最高のクオリティーを提供するエムエークロスの今後に注目です。