マッキントッシュは2007年に、日本の「八木通商株式会社」によって買収・連結子会社化。八木商会がマッキントッシュを日本に紹介した途端、全国のセレクトショップが、マッキントッシュを扱うようになりました。 現在、日本国内でマッキントッシュのインポートを取り扱っている店舗は路面店として「青山店」、直営店として「マッキントッシュ 阪急メンズ大阪」があります。 その他、東海エリアの「ヴェルジェ (VERGER)」や中国エリアの「ルーツウェブ (ROOTWEB)」、四国地方では「ディカ ドゥス ハルモニ (RADICA douce Harmonie)」、九州地方でも博多の「フロム ウェア アイ スタンド (FROM WHERE I STAND)」でもインポートを取り扱っています。 八木通商による子会社化のあと、マッキントッシュは丸紅ファッションプラニング株式会社とライセンス契約を結びました。 それに伴って三陽商会が、2007年からマッキントッシュのセカンドラインとして「マッキントッシュ・フィロソフィー」での製造・デパートなどの百貨店で販売を開始。 イギリスのジェントルマン仕様はそのままで、日本人の体形に合わせたパターンを採用しています。インポート物に比べ、価格面とサイズ面ともに気軽に購入できるようになっており、マッキントッシュより20~30%低めの価格設定です。 当初は30代の男性メインターゲットにしたメンズラインのみでしたが、2008年にはレディースラインもスタート。 マッキントッシュの伝統的なデザインや機能性に現代テイストを加え、マッキントッシュとしては世界で初めてとなるトータルコレクションとして、幅広くアイテムを展開しています。 さらに、三陽商会は2015年の春夏コレクションで契約を終了した、バーバリーブランドにとって代わる中枢ブランドとして、マッキントッシュのライセンスブランド「マッキントッシュ・ロンドン」の展開をスタートさせました。 それまでデパートや銀座の路面店などで展開していたバーバリーの売り場が、マッキントッシュ・ロンドンにとって代わり、全国で263ものマッキントッシュ・ロンドンのショップが一斉にスタートしました。 三陽商会はもともとコートのメーカーであったため、バーバリーとの契約終了に伴う売り上げ低迷を克服すべく、コートを主力商品とするマッキントッシュで売り上げ回復を狙っているようです。 価格帯はマッキントッシュと同程度で、マッキントッシュ・フィロソフィーより高めのライン設定。コートを主力アイテムとするだけあって、商品の3割がアウターを占めています。 コート以外にも、シャツやジャケットから、ネクタイやバッグなどの小物まで展開しており、オンラインストアでも購入が可能です。
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