マメ(mame)とは
マメは2010年に設立した日本のブランドです。ブランドの歴史はまだ浅いものの、若い女性を中心に高い人気を博しています。女性がきれいに見えるように、と計算されて作られるマメのファッションアイテムは、どれも女性らしさを際立たせてくれるアイテムばかりです。
マメをスタートさせたのはデザイナーである黒河内真衣子です。1985年、長野県で誕生しました。子供の頃から好きだった絵を描くこと、これが黒河内真衣子のデザインの原点にあります。
影響を受けた「イッセイミヤケ」
1998年頃、地方新聞の社会面に載っていたイッセイミヤケの写真の斬新なデザインや色に衝撃を受けたことから、現実的にデザイナーの道を歩み始めました。文化服装学院に入学し、在学中には多くの賞を受けその実力を発揮します。
自分自身の服作りの概念とは対照的なイッセイミヤケに興味があったため、三宅デザイン事務所の「A-POC」コレクションに参加します。そこから、服だけにとどまらない様々なプロジェクトに関わり、三宅一生の哲学を学びつつ経験を積んでいきました。
三宅デザイン事務所で3年間働いたのち独立し黒河内デザイン事務所を設立、自身のブランドであるマメをスタートさせたのが2010年のことです。現代社会における戦闘服というコンセプトのもと、女性らしさを大切にした長く使える服を提供し続けています。ブランドのスタートからショーは行わず、日本国内の展示会を中心に発表しており、着実にファンを増やしています。
マメの更なる飛躍
マメのアイコン的アイテムは、ポリ塩化ビニール製のバッグです。裁断、パーツ加工、成型はそれぞれ違う工場で行われています。クラッチバッグやトートバッグなど、シーズンごとに新しいコレクションが発表されており、計算されつくした繊細なデザインはどんなファッションとも相性抜群の人気アイテムです。
2013年には新作を揃えたマメの限定ストアを百貨店にオープンさせます。現在取り扱いしている店舗は国内、アジアを中心とした海外合わせて57店舗です。
2014年、マメで発表するアイテムが評価され、黒河内真衣子毎日ファッション大賞新人賞・資生堂激励賞を受賞しました。人気アーティストであるパフュームは、紅白歌合戦などの衣装でもマメのアイテムを着用するなど、芸能人からも支持を得ています。
マメは海外も視野に入れており、これからのさらなる発展を図っています。今後のマメの発信するアイテムに期待が高まります。