マーガレットハウエル(Margaret Howell)はイギリス発祥のアパレルブランドです。
ブランド名は創業者であるマーガレットハウエルの名前が付けられています。
始まりは一枚のシャツから
1946年にイギリスのサリー州で生まれたマーガレットハウエルは、アート系分野で多くの有名アーティストを輩出したゴールドスミス・カレッジで学びました。
大学卒業後はアクセサリーデザイナーを経験しましたが、フリーマーケットで出会った一枚のシャツに運命を感じ洋服のデザインへの転向、1970年にメンズシャツを発表します。
このシャツは当時一般的であった、アイロンをかけパリッとした風合いを出したシャツとは異なり、着古した風合いとゆったりとしたシルエットが特徴で、UK版ヴォーグで取り上げられたことにより脚光を浴びました。
1977年、初のメンズショップをロンドン市内に、同じ年にはパリにも路面店をオープンしました。
1980年にはメンズと並行してウィメンズコレクションの展開も発表します。
世界拡大へ
同ブランドが日本に進出したのは1983年で、青山に初の路面店がオープンしました。ここからブランドは2015年までにアジアやヨーロッパなど世界へ店舗拡大し各地で成功を収めます。
1995年、マーガレットハウエルは、ロンドンで行われたファッションウィークで初めてのコレクションを発表し、注目を集めました。
2000年代に入ると、同ブランドはロンドンに旗艦店や新たな路面店オープンさせるなど、国内での活動も積極的に行います。
そして、創業者のマーガレットハウエルは2007年にイギリス国内でファッション産業へ長年貢献したことを評価され、英国王室より受勲されました。
様々なラインの始まり
同年、ブランドはプレミアムラインの展開を開始します。
2010年にカジュアルラインであるエムエイチエル(MHL.)が発表された際には、世界に先駆けて東京の代官山に一号路面店がオープンしました。
上質の生地を使い、機能的で着心地の良い服を追求しているマーガレットハウエルのアイテムは、幅広い世代に支持されています。
現在マーガレットハウエルはメインのラインの他に、MHL.や家具だけを取り扱うマーガレットハウエル・ハウスホールドグッズも展開しています。