まとふ(matohu)とは

まとふ(matohu)とは日本発祥のファッションブランドです。ブランド名には、一つは衣服を身に「纏う」という言葉と、衣服を単に消費する対象とせず、自分の中で衣服に対する美意識が育っていくまで「待とう」という二つの言葉を含んでおり、ブランドのコンセプトともなっています。 まとふのデザイナーは堀畑浩之と関口真希子の2名です。文化服装学院の同期だった両者は、日本のブランドでパタンナーを経験した後に2003年に渡英し、現地でコレクション業務を経験します。 イギリスでは欧米のデザインを学ぶよりも日本人が持っている感性を磨くということに重点を置き、日本人しかできない創作活動を行いたい、という目的から日本を飛び出しロンドンに一年滞在、翌年には帰国し2005年に自分たちのブランド、まとふをスタートさせました。

まとふのコレクション

まとふが毎シーズン発信するコレクションでは、デザイナーの二人が訪れた様々な場所で触れた伝統文化からテーマやデザインを決めています。テーマの名前は毎回異なりますが、根源にあるのは「日本の美」で、昔の人たちが感じてきた美しさを現代に置き換えることで新しい美を生み出します。 過去に発表したコレクションの中で特に注目されたのは、2005年から5年間続いた「慶長の美」です。これは、慶長時代に焦点をあて、当時に起きた出来事や流行った美術、工芸などをデザインに取り込んだものでした。 このコレクションでは服だけではなく、慶長時代の歴史や工芸品、美術品も展示され、デザイナーの二人が慶長時代の美しさを表現したかった背景が、分かりやすく説明されました。

まとふの評価

まとふから生まれる服は、伝統的な技法を使い、生地の折り方や染め方までこだわり、とても繊細です。トレンドとは一線を画していながらも時代遅れではなく、新鮮さすらも漂わせる服は海外でも高評価を得ています。 ブランドの今後として、デザイナーの二人は、「日本のように今も伝統文化が息づく海外の国で活躍するデザイナーと共同で、新しいものを生み出していきたい」と考えています。また、京都にブティックと宿泊施設を備えた場所を作り、海外の人たちにもっと日本の文化を発信したいとも考えています。
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