モスコット(MOSCOT)はアメリカの老舗メガネブランドです。

5世代にわたって受け継がれるモスコット

ブランドが始まったのは1899年、ヨーロッパから移民としてニューヨークに来たハイマン・モスコットが荷車を引きながら既製品のメガネ販売を始めます。ここからブランドは家族5世代にわたって引き継がれていくことになります。 まず、ハイマンの仕事を受け継いだのが息子のソル・モスコットで、1915年に初めて路面店をマンハッタンに開きました。 1951年にはソルの息子であるジョエルが引き継ぐことになります。 ここからモスコットは徐々にニューヨーカーからの注目を浴びるようになるのですが、その理由は、ジョエルの真摯な接客態度や人柄によるものでした。 1986年、1992年には、ジョエルの息子であるハーベイとケニーが参入します。ケニーが入社した後、モスコットはマンハッタンに2店目を開店、これが旗艦店となります。

ローカルからワールドワイドへ

ハイマン・モスコットから数えて4代目にあたるハーベイとケニーは会社の転換を図り、モスコットはローカルのメガネショップから世界にファンを持つメガネブランドへと変わりました。モスコットのメガネは、メガネショップ以外にも、世界の高級ブティックのショーケースにも置かれています。 またセレブリティからも注目されており、アンディ・ウォーホール、ジョン・レノンなどの著名人も愛用するメガネブランドへと成長しました。 2013年、ハーベイの息子であり、プロダクトデザイナーを学んだザックがモスコットの5代目として入社しました。

設立100周年を迎えて

ブランド設立から100周年を迎えた2015年に、代表モデルであるレムトッシュ(LEMTOSH)というフレームの100周年記念版が発売となります。 100年のブランド歴史の中で生み出されたデザインを、細かい部分は当時のままにしながらもフレームの質を現代のニーズに合うようにリニューアルした記念シリーズは世界のモスコットファンから大いに注目されました。 2015年、モスコットは東京の青山に日本で初めての路面店をオープンさせます。そして日本の店舗でも100周年記念フレームが発売されました。
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