ネイバーフッドの生みの親である滝沢伸介は長野県千曲市出身です。彼のファッションへの興味は高校生の時から芽生えており、男性向けファッション雑誌の「ポパイ」を見て感化される日々でした。 長野より上京し、ファッションデザイナーとしてネイバーフッドを立ち上げる前は日本で初めてのクラブ・ミュージックレーベルを扱うレコード会社(ファイルレコード)に入社しクラブミュージックの担当をしていました。レコード会社を退職後、1994年にネイバーフッドを設立し、ファッション業界に進出します。当時は裏原ファッションが一大ブームとなっていて、多くのファッションブランドが誕生しました。ブームが去った後もネイバーフッドが生き残ったのは、滝沢が流行に左右されることなく独自のマーケティングを行ってきたからだと言います。 彼がクリエイティブな仕事をしながら経営を行う上で大事にしていることは、ワンマン社長になるのではなく、社員一人一人が会社を主導するような意識で仕事を行うことです。こうすることによって、社員と共に企業も成長していくと考えています。 滝沢はハーレーダビットソンのヴィンテージを専門にコレクションするほどに車やバイクに精通しています。彼のモーターサイクルに関する知識や今までに受けた影響がネイバーフッドの商品にも反映されています。また、若い頃よりロンドンや古着のエッセンスを自分のファッションに取り入れ、ネイバーフッドの基盤にもなりました。アパレルブランドの経営の傍らでは、ネイバーフッドと別の企画で「JURASSIC PAINT」という名義でペインターとして活動しています。ネイバーフッドのアイテムとのコラボレーションもしています。ネイバーフットが主催するイベントではTOKIOの長瀬智也とバイカーロックバンドを組みベーシストを担当します。 私生活では既婚で三人の子の父親でもあります。滝沢の妻はファッションモデルでありタレントの滝沢眞規子です。バイクや車以外にも、動物のペットや爬虫類にも興味があるため、「爬虫類しんちゃん」とあだ名を付けられていた時代もありました。
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