エア マックス シリーズ
1987年にティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)がナイキ エア マックス 1(NIKE AIR MAX 1)を制作して以来、ナイキを代表するモデルとなり、数々のモデルがエア マックスから誕生しました。
エア マックス 1は世界でもコレクターが多いモデルです。エア マックスシリーズの中でも日本でブームを巻き起こしたのがナイキ エア マックス 95(NIKE AIR MAX 95)です。
ナイキ エア マックス 95
ナイキ エア マックス 95は、セルジオ・ロザーノ(Sergio Lozano)が1995年に手掛けたモデルで、日本で「エアマック狩り」と呼ばれる社会現象が巻き起こるほどの人気を見せたモデルです。ネオンイエローが配色されたオリジナルカラーである「イエローグラデ」は復刻される度にスニーカーショップやセレクトショップには行列が出来てしまう程、高い人気を見せるモデルです。
ナイキ エア マックス 95は「浸食された大地」と「解剖学の本」がインスピレーションの根源だとされています。セルジオ・ロザーノがエア マックスの新モデルを手掛けることとなり、「もし地中に完璧なプロダクトが埋もれていて、雨の侵食で発掘されたとしたら面白いな。」と考えるようになり、あの流れるようなデザインは生まれました。
そして、解剖学の本です。人間の助骨や背骨、皮膚を前述のデザインに加え、日本人の心を掴むデザインが生まれました。
ナイキ エア マックス 93()で登場した270度のヴィジブルエアをデザインし、ランニングシューズとしての地位も確立しました。好き嫌いが分かれるモデルで、海外では人気に火が付くまで時間が掛かったものの、日本では爆発的な人気が生まれたことで、継続して販売され続けているとも言われています。
ナイキ エア マックス 96 Ⅱ
2021年で25周年を迎えるエア マックスシリーズが存在します。それがナイキ エア マックス 96(NIKE AIR MAX 96)です。そして、96の後継モデルとして販売されたのがナイキ エア マックス 96 Ⅱ(NIKE AIR MAX 96 Ⅱ)です。
エア マックス 95が発売して以来、ハイテクスニーカーブームを巻き起こし、96や97は人気が高く当時は入手することも困難でした。若者の間で唯一買えるエア マックシリーズとして愛されたのがナイキ エア マックス 96 Ⅱです。
ランニングシューズを原点回帰したようなスポーティーなデザインは、ハイテクスニーカーブームとは違った路線だったため、人気が低くかったモデルです。ですが、当時を知る人々から高い支持を得て、時を経て復刻を果たします。
2回目となる復刻
隠れた名作とも呼ばれるエア マックス 96 Ⅱ。
エア マックスコレクターや当時を知る人々から望まれ続けた待望の復刻は、2016年に発売されました。20周年を記念して復刻を果たしたエア マックス 96 Ⅱはナイキ エア マックス 96 Ⅱ XX(NIKE AIR MAX 96 Ⅱ XX)と名前を変えて登場。アッパーは当時を彷彿とさせるオリジナルカラーが使用されたものの、ナイキ エア マックス 95 ウルトラ(NIKE AIR MAX 95 ULTRA )のソールが使用されたモデルで登場し、コアなファンは残念がる人もいました。
そして、2021年で25周年を迎える年では、オリジナルに近いディティールで復刻を果たします。シュータンやアウトソールのロゴなどの細かい箇所を忠実に再現しています。そして、オリジナルカラーに加えて、ウィメンズモデルにはオリジナルカラーの一つであるコメット・レッドが発売されます。