ザイオン・ウィリアムソンとは
ザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)とは、2000年7月6日にアメリカのノースカロライナ州ソールズベリー生まれのプロバスケットボールプレイヤーです。
ザイオンという名前の由来は、聖書に登場する得るサムのシオン山(Mount Zion)が由来です。
ザイオン・ウィリアムソンは、母が大学生時代、陸上の短距離選手で、父がノースカロライナ州立大学でアメフトのディフェンスラインの選手としていた経歴を持つサラブレット。類い稀た身体を授かったザイオン・ウィリアムソンは、母の再婚相手である第2の父がきっかけで、バスケットボールと出会います。4歳で出会い、5歳には「スーパープレイヤー」になることを夢に掲げ、日々練習を重ねていました。
母がコーチを務めるチームでプレイを始め、9歳の頃から毎朝5時に起きてトレーニングするようになりました。バスケットボールを行う傍ら、アメリカンフットボールとサッカーを並行して行っていたと語っています。
父から指導を受けたザイオン・ウィリアムソンは、実力を付けシーズ平均20得点をマークし、高校へ進学を果たします。中学生ながら、ダンクで得点を奪うなど、身体能力の高さが早くも表れていました。地元のスパルタンバーグ・デイ高校(Spartanburg Day School)では、1年生ながらも主力として活躍し、24.4得点9.4リバウンドのスタッツを記録。3年生には36.6得点13リバウンド3.2アシストにスタッツを伸ばし、SNS上ではザイオン・ウィリアムソンのハイライトが拡散され注目を集める存在へと成長を遂げていきます。2018年にはアメリカとカナダの優秀なバスケットボール選手が集まるオールスターゲームであるマクダナルズ・オール・アメリカンに選出。ダンクコンテストで優勝を果たしました。
デューク大学での衝撃
進学先が注目を集めたザイオン・ウィリアムソンは、数々のNBA選手を指導してきた名将であるマイク・シャシェフスキー(Mike Krzyzewski)が率いるデューク大学に進学します。
新入生ながら平均得点22.6得点、8.9リバウンド、2.1アシスト、2.1スティール、1.8ブロック、フィールドゴール成功率は68%という驚異的なスタッツを残しました。新入生の1シーズン目で500得点、50ブロック以上を達成。この記録は、ケビン・ディラント(Kevin Durant)、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)に続き3人目の快挙です。
2018年11月に行われたマウイ・インターナショナル決勝で八村塁率いるゴンザカ大学と対戦し破れてしまいます。翌年のNCAAトーナメントでは優勝候補として臨むも準々決勝敗退。同年にNBAドラフトへエントリーを発表し、全体1位でニューオリンズ・ペリカンズに入団しました。
バッシュを破壊
デューク大学時代、ノースカロライナ大学で事件は起こりました。ザイオン・ウィリアムソンが踏み込んだ瞬間、バッシュが破れ、足を怪我してしまうハプニングが起こり、当時、着用していたナイキ ポール・ジョージ 2.5(NIKE PG 2.5)の株が落ちるなど大きな話題を呼びました。
この事件は日本でも報道され、ナイキの品質を問うまでに発展し、シグネチャーモデルであるポール・ジョージ(Paul George)も声明を発表するなど大きな話題を呼びました。
ルーキーイヤーにPEモデルを発表
ルーキーイヤーは大怪我の影響から、本来のポテンシャルを披露できなかったものの、絶大な期待を寄せられている彼を含む注目選手たちによるプレイヤーズエディション(PE)が発表されました。
ルカ・ドンチッチ(Luka Dončić)、ジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)そして八村塁による4選手が作成されました。
NBA2年目でシグネチャーモデル誕生
2020-2021シーズンではNBA2年目でありながら平均得点27.0得点、7.2リバウンド、3.7アシストを記録。本来のポテンシャルの片鱗を見せたシーズンでした。
また、レブロン・ジェームズ()以来のバスケ界を牽引する存在だと評価されていることから、2021年4月21日にザイオン・ウィリアムソンのシグネチャーモデルであるザイオン 1(ZION 1)が発表されました。
頭文字である「Z」がデザインされたアッパーは特徴的です。ザイオン・ウィリアムソンのプレースタイルに合させて作られたモデルでプレーする来シーズンは、更なる飛躍が注目されています。