オリバーピープルズとは
オリバーピープルズ(OLIVER PEOPLES)は、1986年にラリー・レイト(Larry Leight)と弟のデニス・レイト(Dennis Leight)、ラリー氏の友人であるケニー・シュワルツ(Kenny Schwartz)の三人がアメリカ・ロサンゼルスのハリウッドにて創業をスタートさせたアイウェアブランドです。
原点のヴィンテージアイウェア
ブランド名は、彼らの原点ともいえるヴィンテージのフレームにあったサインに由来し、彼らはヴィンテージのアイウェアをこよなく愛し、オリバーピープルズ一号店では、競売で競り落としたヴィンテージのアイウェアをヒントに現代風にアレンジし、ファーストコレクションを販売しました。
創業者の一人であるラリー・レイト自身、ブランド創業前からラグジュアリーアイウェアショップで働いた経験があり、かつ自身でアイウェアを製作していたこともあり、オリバーピープルズのファーストコレクションのヴィンテージアイウェアに現代的なエッセンスを加えた革新的なデザインは瞬く間に人気となりました。
同年、ラリーがアンディ・ウォーホル氏のために特別にデザインしたフレームがVOGUE誌の表紙を飾ったことで、オリバーピープルズの評判は確かなものとなりました。
工夫された経営戦略
オリバーピープルズはそのアイウェアのクオリティもさながら、経営戦略も工夫されたものでした。自社のアイテムにラグジュアリーなイメージを持たせるために、数々の高級百貨店に限定して販売する方式をとっていました。
これは、創業者の三人が、オリバーピープルズを従来のアイウェアブランドとは違い、高級感のあるアイテムで最高級のサービスを提供したいという思いがあったためです。
1989年には日本初の旗艦店ができます。その他にもSOHOなど、世界中にオリバーピープルズの旗艦店があります。
様々なコラボレーション
オリバーピープルズは他ブランドとのコラボレーションも盛んに行っています。
2008年には、クリスヴァンアッシュのメンズコレクションのランウェイに登場し、コラボレーションを果たしています。
2010年にはバルマンともコラボレーションをし、バルマンデザイナーのクリストフ・デカルナンの世界観が落とし込まれたアイウェアは注目を集めました。
他にも、ブランドのみではなくアーティストや映画プロデューサーなど、そのコラボレーションは幅広いものとなっています。
2013年には、創業25周年を迎え、世界的アイウェアブランドとして確立した地位を持つオリバーピープルズ。ハリウッドスターなど世界中のファンから愛されるオリバーピープルズのアイウェアは、今後も更に注目されていくでしょう。