ショップのオープン
1982年に、ロンドンのアベリロウにポール・スミス(Paul Smith)はショップをオープン、そして日本企業ジョイックス・コーポレーションと業務提携しました。
1984年には、青山に直営店をオープンすると、店舗は拡大を続けて現在では百貨店などで定番のブランドとなっています。
1987年、ニューヨークに次々とオリジナルショップが誕生し、若いエリートの間でステイタスシンボルとなり、成功を収めました。
1989年にはイギリスの有名デパートハロッズに単独のコーナーのショップがオープンします。これはハロッズの歴史上、かつてない展開でした。
様々なラインのスタート
1990年には、従来よりも年齢層を高くした人をターゲットとしたポールスミスコレクションをスタートします。イタリアを中心とした素材と縫製でフレンチ・アンピレ様式を取り入れ上質なクラシカルスタイルを追求しました。
1991年には、英国産業デザイナー賞を受けます。
1993年、ポールスミスジーンズというジーンズブランドを発表し、カジュアルラインのアール・ニューボールド、レディースラインのポールスミスウィメンも発表しました。アクセサリー、香水、靴までトータルコーディネートを手がけます。
同年、アメリカのアイウェアブランドのオリバーピープルズとコラボレーションしたアイウェアラインのポールスミススペクタクルズが発表されました。
飛躍していくポールスミス
1994年、エリザベス2世女王から大英帝国勲章(CBE)に叙勲されます。
1995年に、ロンドンで展覧会「Paul Smith True Brit」を開催しました。
1997年、ローバー社のミニのデザインを担当し、人気を博します。同年、トニー・ブレア首相就任の時に親任式のスーツを担当し、以後退任までの10年間公務のスーツを担当しました。
1998年、ロンドンのノッティングヒルに邸宅を改装して注文服のアトリエを併設した、ウエストボーンハウスを開店します。
1999年、ポールスミスシューズを発表し、2000年に「サー」の称号を受けました。
2006年、MEN、WOMEN、アクセサリーなどの全ラインが揃う、日本初となる複合ショップ、Paul Smith SPACEが東京神宮前5丁目にオープンします。
2010年、ミネラルウオーターエビアンのボトルをデザインしました。
2016年、秋冬シーズンから、新ディフュージョンラインであるピーエス バイ ポール・スミス(PS by Paul Smith)をメンズ&ウィメンズコレクションでスタートします。
ポール・スミスは、一代でカジュアルライン、シューズ、財布、時計、香水などアイテムを拡大させ、ブランドも成長させました。