ポールスミス(Paul Smith)は元々メンズウェアを中心に展開していましたが、1993年以降、様々なラインを展開するようになりました。
「ポールスミスウィメン(Paul Smith WOMEN)」
まずこの年、レディースラインであるポールスミスウィメン(Paul Smith WOMEN)が発表されます。レディースラインはクラシックなテイストのものがメインで、メンズライン同様、品質、デザイン性ともにハイレベルなのが特徴です。
またこのラインでは、レディースウェアのみでなく、アクセサリーや靴など様々なアイテムが手掛けられました。
「ポールスミススペクタクルズ(PAUL SMITH SPECTACLES)」
同じ年に、アイウェアラインであるポールスミススペクタクルズ(PAUL SMITH SPECTACLES)も発表されています。
「アールニューボールド(R.NEWBOLD)」
同じく1993年に、カジュアルラインのアールニューボールド(R.NEWBOLD)も発表されました。アールニューボールドは、もともとイギリスの服飾メーカーとしてポールスミスの服の製作にも携わっていた会社です。
ポールスミスは倒産の危機にあったこの会社を買収し、カジュアルラインのブランドとして自社に組み込んでいます。
「ポールスミスジーンズ(Paul Smith JEANS)」
カジュアルなメンズウェアのラインとして、ジーンズをメインに取り扱うポールスミスジーンズ(Paul Smith JEANS)も展開されてきました。
「レッドイヤー(RED EAR)」
ポールスミスジーンズの中には、さらに、日本で作られた高品質なジーンズを取り扱うレッドイヤー(RED EAR)というラインも展開されています。
「ポールスミスジュニア(Paul Smith JUNIOR)」
また、2010年には子ども服のラインとしてポールスミスジュニア(Paul Smith JUNIOR)も登場しました。ポールスミスジュニアでは、明るい色づかいとポールスミスらしいクラシカルなテイストが特徴の、遊び心とかわいらしさを感じさせるアイテムが作られています。
「ビスポークサービス(Bespoke Service)」
その他、ポールスミスの旗艦店、ウエストボーンハウス店のテーラリングルームで注文製作されるビスポークサービス(Bespoke Service)などもあります。
「ポールスミスコレクション(Paul Smith COLLECTION)」
日本においては、メンズウェアのプレステージラインとして、ポールスミスコレクション(Paul Smith COLLECTION)が展開されてきました。ハイクオリティやハンドメイドにこだわったこのラインは、現在は主に日本で製作されているのが特徴です。
「インディビジュアルオーダー(Individual Order)」
さらに、ポールスミスコレクションに併設されたパターンオーダーのラインとして、インディビジュアルオーダー(Individual Order)も展開されています。
大幅なライン統合
ポールスミスでは2016年の秋冬より大幅なライン統合を行いました。これにより、ポールスミスのメンズライン、ウィメンズライン、デニムラインなどは、主に2つのラインにまとめられています。
このうちのひとつは、ファーストラインのポールスミス(Paul Smith)です。このラインでは、ハイファッションやフォーマルに分類されるようなウェアやアクセサリー、シューズを展開しています。
もうひとつはディフュージョンラインであるピーエスバイポールスミス(PS by Paul Smith)で、デニムなどのカジュアルウェアを取り扱っているラインです。このラインでは、ポールスミスの特徴をダイレクトに取り入れつつ、より機能的で実用性のあるアイテムが製作されています。