ピースマイナスワンとは
ピースマイナスワン(PEACEMINUSONE)は、ビックバン(BIGBAN)のリーダー ジー・ドラゴン(G-DRAGON)ことクォン・ジヨンが手掛ける韓国発のストリートファッションブランドです。
ジヨンは、ファッションアイコンとして度々、私服やライブで着用した衣装が注目されます。彼のファッションセンスは世界から高い評価を得ている事からもファッション業界に与える影響は多大です。
そんな、韓国が世界に誇るファッションアイコン ジヨンが、手掛けたブランドこそピースマイナスワンです。
ピースマイナスワンというブランドネームは、「平和なユートピア的世界(PEACE)の欠乏(MINUS)した現実世界との交差点(ONE)」という意味が込められています。
ブランド当初はファッションブランドではなく、ジヨンの現代美術展を開催するにあたって行われたイベント名で用いられたのが始まりです。
イベントの名前が自身のブランドになった経緯があります。
その為、ジヨンのアーティスティックな思考が数々のアイテムに表されたことで、ファッションブランドとして注目を集めるようになりました。
ピースマイナスワンは、ストリートファッションの中にアートな思考を加える事で新たなストリートファッションを提示しています。
その中でも特に、ピースマイナスワンを象徴するアイテムがバゲットハットです。今や多くのラグジュラリーブランドがバゲットハットを販売するほど、ファッションアイテムとして知られるようになったアイテムをピースマイナスワンで従来の考えとは異なる仕様で表現しました。
バゲットハットにベルトを付ける事で、従来のバゲットハットと異なるオリジナリティを表現し、ストリートとシックを融合させたアイテムに仕上げました。
この様に、新たな表現を提示できるのもジヨンのアーティスティックな思考が密接に関わっているからです。
ジヨンによるリメイクアイテム
ジヨンは、自身の着用するアイテムにアートワークを施し新たなアイテムへと進化させることでも注目を集めました。
数々の有名ラグジュラリーブランドをリメイクしたデザインの多くは、花やハート、ピースマーク、スマイルマークといった平和を象徴するデザインが多用され、リメイクアイテムから自身が想像するアートワークが色濃く表現されています。
彼のアートワークは、音楽、文化、人生などから自身のアーティスティクな考えが生まれたと述べているのと同時に、自己表現がアートワークに繋がったとも述べられています。
魅力を引き立てるコラボ
2019年を皮切りにコラボを行っています。
ピースマイナスワンが初めてのコラボとしてナイキ(NIKE)とコラボを行います。ナイキの人気モデル エア フォース 1(Air Force 1)をベースにコラボしたナイキ エア フォース 1 "パラ ノイズ"(Nike Air Force 1 "Para-noise")は今までにない仕様を施されたスニーカーとして注目を集めました。
一見、従来のエア フォース 1に見える作りに、アッパーが経年老化による履きジワや、傷が付くことにより、アッパーが剥がれジヨンのアートワークが表れるという全く新しい仕様が施されています。
今作のコラボスニーカーは、3タイプに分かれており、一般販売でスウォッシュがホワイトのモデル。韓国限定でスウォッシュがレッドのモデル。ファミリーアンドフレンズ(Family&Friends)でスウォッシュがイエローのモデルに分かれています。韓国限定は818足。ファミリーアンドフレンズは88足。限定足数で生産されたことも話題を呼びました。
名前のパラ ノイズという由来は、彼が音にインスパイアされ、音は時代、空間を飛び越え集結し新たの物を生み出すことを定義した結果、パラ ノイズという言葉が生まれ、今作のコラボスニーカー名になったと語っています。
2020年には裏原ファッションを作ったとされる日本を代表するファッションデザイナー 藤原ヒロシ率いるデザイン集団 フラグメント デザイン(fragment design)とのコラボを発表し話題を呼んでいます。
ザ・コンビニ(THE CONVENI)内で限定販売されるアパレル商品の数々は、新たなピースマイナスワンの魅力を引き出しています。