ドイツを代表するスポーツブランドであるプーマ(PUMA)は、1948年にルドルフ・ダスラー(Rudolph Dassler)が創立したブランドです。機能性とファッション性の両面を持ち合わせたブランドとして、世界的に確固たる地位を築いており、これまでに多くの人気モデルを世に送り出してきました。
1968年に登場し、プーマで最も人気があると言っても過言ではないのがスエードです。人気ヒップホップグループやプロスケーターが履いていたことからじわじわと人気が出てきました。
発売当時はモデル名すらありませんでしたが、いつしかスエードと呼ばれるようになった、プーマのスニーカーを語る上では欠かせないモデルになった一足です。スエードの柔らかい質感と、厚みのあるアウトソールが、さまざまなスタイルに合わせやすく、多くの人から愛され続けています。
スエードと並んで、プーマを代表するモデルが、レトロな雰囲気が特徴のクライドです。スエードをベースにして作られたクライドは、スニーカー愛好者でなければ違いを説明するのが難しいかもしれません。
大きな違いは、かかとの部分にプーマのロゴであるキャットマークがあるかどうかや、スニーカーのサイド部分にモデル名の表記によって判断できます。シンプルで、クリーンなルックスが人気の一足です。
陸上選手、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)のために作られたのが、新しいコンセプトのランニングスニーカー、ファースシリーズです。
ゆりかごのようなソール形状によって、着地して蹴り出すまでの体重移動をスムーズにし、柔軟性を最大限に引き出すことに成功しています。さらに、ミッドソールの側部に幅を変えた溝を配置することで、抜群の安定感を確保しました。プーマの、アイデアとテクノロジーを詰め込んだ最高のランニングスニーカーと言えます。
1990年代のハイテクスニーカーブームの際、抜群のフィット力として人気を博したのが、1989年に発売されたディスクブレイズです。
履き心地抜群のオリジナルのクッションイングシステムや、ワイヤーを巻き取ることで極上のフィット力を得ることができるディスクシステムなど、プーマ自慢のテクニカルシステムを搭載しています。ハイテクスニーカーらしいメカニカルなルックスで、現在でも注目されている不屈の名作です。
プーマは、日本でも有名スニーカーブランドとしてすぐに名前があがります。シンプルなスタイルで、様々なスタイルに合わすことができるところが、長い間多くのファンを虜にし続けることができる秘訣と言えます。