フレッドペリーとの関係

デザイナー「ラフシモンズ(Raf Simons)」により誕生したファッションブランド、ラフシモンズ(RAF SIMONS)は、2008年よりフレッドペリー(FRED PERRY)とのコラボレーションラインをスタートさせました。 ラフシモンズフラッドペリーコラボレーション(RAF SIMONS FRED PERRY Collaboration)と題したこのコラボは、ラフシモンズが若き頃、フレッドペリーを愛用していたことにより実現します。 フレッドペリーのクラシックスタイルにラフシモンズの現代的な要素と大胆なグラフィックが加わることで、モノトーンスタイルがアップデートされるかたちとなりました。 このコラボレーションでは30枚葉の月桂樹マークを採用し、モノトーンスタイルを象徴する黒のポロシャツやカーディガン、ニットウェアなどを発表しています。 フレッドペリーの創業者、フレデリック・ジョン・ペリー(Frederick John Perry)生誕100周年となる2009年には、1947年に撮影されたというフレデリック・ジョン・ペリーの写真を描き起こし、彼のスタイルを再現したジャケットやパンツなどのメモリアル商品を発売しました。 ラフシモンズフラッドペリーコラボレーションは、6シーズン目となる2011年春夏コレクションまで継続した後、一時休止となります。

2013年春夏シーズンから復活

しかし、2013年春夏シーズンから再び復活し、4シーズンぶりとなるコラボが実現したのです。 復活コラボとなった2013年春夏コレクションではフレッドペリーの象徴ともいうべきクラシックなポロシャツに、チェックや千鳥格子などのエレクトリックなカラーやプリントが使用されました。 さらに新しいシグネチャーとして、ポロシャツの襟の上に、取り外し可能となる付け襟を採用しています。 その他のアイテムにおいても異なる柄やカラーの組み合わせをデザインのベースとしながら、全体的にクラシカルな印象に仕上がりました。復活第一弾は春夏シーズンということもあり、それまでには見られなかった華やかな印象となりました。 その後もコラボレーションは毎シーズン続いています。2015年春夏シーズンアイテムでは、単色使いのアイテムにアフリカからインスピレーションを得た抽象的な図形がプリントされているのが特徴です。 さらに、スタンダードアイテムとなっている付け襟つきのスリムフィットシャツは、より細身で長めのシルエットとなりました。 2016年春夏コレクションで印象的だったのは、パステル系のグラフィックが表現されたアイテムたちです。中でも、白と黒のV字で切り替えがプリントされたTシャツやスウェットは、インパクトのある配色で際立つ存在となりました。 ラフシモンズのモダンエッセンスが、クラシカルなフレッドペリーに融合された贅沢なコラボが、今後どんなアイテムを発表してくれるのか注目が集まります。
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