ラグスマックレガーとは
ラグス マックレガー(Rags McGREGOR)は、アメリカの老舗ファッションブランド「マックレガー(McGREGOR)」より、2011-12年秋冬シーズンにデビューしました。
"Rags"は"ボロ布"を意味する言葉の複数形で、"古着"もしくは"古着屋"を意味します。ラグスマックレガーはヴィンテージを軸に60年代にロックスタイルを目指した若者たちが独自で築きあげたスタイルにインスパイアされたコレクションを展開しています。
ワークウェアやミリタリー、テイラーメイドの古着など様々なテイストが混じり合ったスタイルをモダンなデザインやフォルムで構築することで、独自の解釈を加えています。
オーセンティックなアメリカンカジュアルですが、ロックテイストでアンダーグラウンドなイメージも持っています。
テーマは1960年代アメリカ
ブランドのテーマとなっている1960年代のアメリカは、栄華を極めた1950年代から一転して鬱屈した時代でした。
不況、冷戦、ベトナム戦争、キューバ危機、ケネディ暗殺・・・そんな大人たちの都合・合理主義・テクノロジーに対して徹底的にもがき、あがき、抵抗していた若者たち。愛と平和、そしてロックを愛し、その後のカウンターカルチャーの萌芽を感じられる時代を表しています。
代表アイテム
定番アイテムはデニムとレザーアイテムです。デニムに関しては、クラッシュもリジッドもかなりのクオリティであり、人気を博しています。
その人気と並ぶのがレザージャケットなどのレザーアイテムです。毎シーズンリリースされるアイテムですが、入手が困難となっており、特にライダースジャケットは入荷後すぐに完売するほどの人気を誇っていました。
10代後半から30代前半をターゲットに、Tシャツやアウター、ボトムスなどのトータルコーディネートを提案しており、価格も手の届きやすい設定となっています。
近年の活躍
2008年ビームス(BEAMS)とタッグを組んだ新コレクション、マックレガー バッジ ドラゴン(McGREGOR Budge Dragon)をスタート。
2010年秋冬からは、カトー(KATO)を展開しているTEAMKIT JAPANとの新ライン、エムシージープラスケイ(McG+K)を開始させるなど、近年他企業とタッグを組んでブランドの若返りを図っています。木村拓哉が番組などで着用していたこともあり、その名は徐々に広がっていきました。
アメリカで長い歴史を持つ老舗ブランドから生まれた異端でちょっとエゴイスティックなニューレーベル。今後のさらなる活躍に期待が高まります。