アメリカン・トラディショナルを代表するブランド、ラルフローレン(Ralph Lauren)は1999年に飲食業界デビューを果たしました。世界最大級のラルフローレン旗艦店に併設したRL Restaurantをシカゴの一等地にオープンさせたのが始まりです。
革張りのソファを始めとした店内の調度品は、ブティックと同じ、重厚感漂うものが配置されました。ラルフローレンの世界観が現れたクラシカルでトラディショナルな雰囲気の店内では、前菜からメインディッシュまで本格的なアメリカの定番料理を堪能することができます。
ドレスコードはスマートビジネスカジュアルでの来店が当初からすすめられました。おしゃれな客で店内は常に活気に満ちあふれています。
2010年には、パリにRalph'sをオープンさせました。伯爵家が所有していた豪華邸宅を改装したラルフローレン路面店に併設したレストランです。
テラスに入ると、洗練されたシックでアメリカ文化漂う世界が広がり、気候がいい季節はテラス席も人気です。たくさんの花や木に囲まれ、緑豊かな心地よい空間となっています。
店内のファブリックや食器などすべてラルフローレン製を使用しました。格調高い調度品が配置されてはいるものの、カジュアルでくつろげるレストランとして高評価を得ています。
2階のブティックへ上る螺旋階段には、階段に沿って肖像画が飾られました。階段を上がりながら絵画を鑑賞できるので、食後にブティックを訪れるのもおすすめです。
2014年9月には、ニューヨークの5番街にポロ・ラルフ・ローレン(Polo Ralph Lauren)の旗艦店と、初のカフェRalph's Coffeeを同時オープンさせます。
カフェは、自由に手にとれる書籍に囲まれ、白と木目調の家具で整えられました。センスのよい空間が、挽きたてのコーヒーの香りとともに広がっています。マンハッタン内では、緑色のトラックでコーヒーの移動販売も行いました。
そのすぐ隣に翌年1月、ニューヨーク初のレストランTHE POLO BARをオープンさせます。ポロマッチにインスパイアされて作られた外壁や、馬術をモチーフにした内装を施しました。
家族や親しい仲間とテーブルを囲むことを大事にするラルフローレンの思いから誕生したTHE POLO BARは、カジュアルながら洗練された雰囲気の空間に仕上がっています。料理は、ラルフローレン自身がお気に入りのものをアレンジしたクラッシックなアメリカンスタイルの料理がオープンから提供されました。
家族や友人と食卓を囲むことを大切にするラルフローレンが手掛ける飲食店はどれも、彼の世界観を存分に味わえる空間として評判になりました。どのお店も抜群のセンスのよさを感じることができ、カジュアルで十分にくつろげるのが魅力です。