RRL(ダブルアールエル)とは
RRL(ダブルアールエル)は、ラルフローレン氏(RALPH LAUREN)が1993年に作り上げたブランドです。元々ラルフローレン氏は、ヴィンテージコレクターでした。
ヨーロッパに服を探しにいったときに、ヴィンテージのジーンズが他のバイヤーにすべて買い付けられていたことを残念に思い、自らヴィンテージに特化したブランドを立ち上げようと思い作られたブランドです。
フラッグシップのショップは、ニューヨークのポロ・ラルフ・ローレン(POLO RALPH LAUREN)の店の中にインストアとしてはじまります。RRLという名前は、夫婦が所有する牧場の名前からつけられました。日本にも1994年に誕生し、大人気となります。
RRLの特徴
RRLの特徴は、アメリカの古き良き上質な素材を使って拘りのヴィンテージの加工をしながらも、確かな縫製を用いて最高の品質のものを作り上げていることです。
各製品のもつリアルなダメージ加工も人気で、カジュアルでありながらクオリティ高いハイファッションのブランドになります。今まで古着に抵抗があった人も、新品のものに拘りのヴィンテージ加工が加えられた最高品質のファッションが話題となります。
RRLの生産中止と復活
しかし、RRLは当初のブランドコンセプトとは違った方向でも人気が出てきてしまいます。それは、RRLの服に大きめサイズのコレクションが多かったため、日本でもアメリカでもオーバーサイズのストリート系ファッションとして着られることが増えてきたからです。
ラルフローレン氏は、ブランドとしての在り方が当初のコンセプトとは大きくかけ離れてきたので、1998年に生産中止のという対応をとることにしました。しかし、生産中止した後も根強いファンは多く、特にヨーロッパや日本からはブランド復活の要望も多かったことから、サイズ感を小さくして価格帯も見直し、2001年に復活します。
ブランド復活後は、2005年にニューヨークにてオンリーショップもでき、2006年には東京表参道のポロ・ラルフローレンのお店の中にギャラリーも誕生しました。
RRLの服は、数に限りがあるものや作りが細かいものが多く、手に入りづらいものが多いので希少価値が高いのです。特に、ブランド立ち上げ当初のコレクションには、タグの両脇に3つの星が並んでおり、古着の業界では価値の高いものになっています。
ヴィンテージに徹底的に拘って作られた商品たちは多くのコレクターを虜にしています。