レッドウィング(RED WING)は1905年にアメリカで誕生したワーキングブーツの老舗ブランドです。当時はアメリカの働く男たちの足元を支え、現在ではアメカジファッションの定番アイテムとなっており、世界中で多くのファンに愛され続けています。
その長い歴史の中で、レッドウィングは多くの名作ブーツを世に送り出してきました。レッドウィングの定番モデルと言えば、クラシックワーク(CLASSIC WORK)です。レッドウィングの現在の地位を確立したと言われるこのモデルは、本社に巨大オブジェが飾られているほどレッドウィングを代表するブーツです。6インチと8インチの丈があり、6インチは、つま先にU字の縫い目が施されているモックトゥと、つま先が丸い形状になっているプレーントゥの2種類の形状があります。当初はハンティングブーツとして発売されましたが、機能性の高さからハンター以外のワーカーたちの間でも評判となり、レッドウィングを代表する定番モデルになったのです。優れた機能性に加え発売から50年以上経った今でも変わらないフォルムが、ワークマンのみならずすべての男性を虜にする秘訣と言えます。
創業者であるチャールズ・ベックマン(Charles Beckman)の名前を冠にした、ベックマン(Beckman)は、ワークブーツながらフォーマルシーンにも着用できるよう開発されたモデルです。全体の5%しかない貴重なフェザーストーンレザーは、レッドウィングの多くのモデルの中でもベックマンにしか使用されません。美しいツヤと頑強さを持ち合わせたこのモデルは、レッドウィングのこだわりを随所に垣間見ることができます。
エンジニアブーツ(Engineer)は、19世紀後半から20世紀にかけてアメリカの鉄道を支えたエンジニアたちのために開発されたモデルです。樹脂製のコードソールは耐久性に優れ、つま先にはスチールが内蔵されるなど機能性は抜群の作りです。現在は、ライダーなどが好んで着用しています。
レッドウィング創業当時は、牧場や製油所、農園などが大切な市場でした。そこで働く人たちのために開発されたモデルが、ペコス(Pecos)です。テキサスの街の名前から名付けれらたペコスは、着脱しやすくクッション性があり、シンプルな外見と頑丈なディテールに多くのファンを持つモデルです。
1954年に、警察官と郵便局員のために開発されたモデルがポストマン (Postman)です。クッション性の高さとグリップ力の完成度は定評があり、瞬く間に話題になりました。発売以来、幾度となくマイナーチェンジを繰り返しながらも多くの人に愛され続けアメリカを代表するサービスシューズと言えます。カジュアルシーンから結婚式などのドレッシースタイルまで幅広く対応できる一足です。