高原啓(たかはらひろむ)が2001年に創立したロエン(Roen)は、スカルモチーフが特徴的な日本のファッションブランドです。
ロエンのコラボレーションは、2004年のウォルトディズニー社(Walt Disney)とのコラボレーション、MICKY_Roen(ミッキーロエン)に始まります。高原氏が自らデザインした、ギターをかき鳴らし、シャウトする、ロックテイストなミッキーマウスをモチーフにしたTシャツや、フィギュアなどは、大きな話題を集めました。
2005年にはワーナー・エンターテイメント・ジャパン社(WARNER ENTERTAINMENT JAPAN INC.)とコラボレーションを行い、2008年には人気不良漫画が原作の映画「クローズZERO」の衣装制作、日本を代表するRPGシーリーズの「FINAL FANTASY VERSUS XIII(ファイナルファンタジーヴェルサスエイト)」の衣装デザイン、不良をテーマとした映画「ドロップ」の衣装制作と、次々にメディアとのコラボレーションを行います。
2011年には日本のシンガーソングライターであるGACKT(ガクト)とのコラボレーションアクセサリーを発売、GACKTとは2015年にも、セットアップジャージを、完全受注生産として販売しました。高原氏とGACKTが細部までこだわり抜いたというジャージは、十字架やスカルモチーフと、ナポレオンジャケットを融合させた独特のデザインとなっています。
2014年には、ロックバンドVAMPS(ヴァンプス)のボーカルであるHYDE(ハイド)とのコラボレーションを開始しました。高原氏とHYDEの共同デザインによるTシャツは、ライブグッズとして販売され、双方のファンにはたまらない逸品となっています。翌年2015年にも再びコラボレーションが行われ、羽根のモチーフを大胆にデザインし、両サイドのドレープが特徴的なパーカーが発売されました。
同年には、株式会社サンリオとのコラボレーションを行い、KITTYxRoen produced byHIROMUTAKAHARAという名で、ロエンのロックテイストを残しつつ、ハローキティがプリントされた、女性も男性も着用できるTシャツを発表しています。
同じく2015年、ウルトラマンのキャラクターに、現代のクリエイターが独自の解釈を加えてリブートした作品を発表するプロジェクト「A MAN of ULTRAプロジェクト」に高原氏が参戦します。そこで誕生したドレープパーカーは、ULTRAそれぞれのアルファベットを使って表現された柄や、長めのシルエットなど、男女共に着用を楽しめる一着となりました。