異色の経歴
清永浩文氏は、1998年にソフ(SOPH.)、現在のソフネット(SOPHNET.)を立ち上げたデザイナーです。1967年生まれの大分県出身です。
歯科技工士を経て、地元のアパレルショップのアルバイト店員を務めるという異色の経歴を持っています。大分でアパレル店員をやっていた頃は、当時人気だった雑誌ポパイやアンアンを読みながらファッションについて学んでいました。
ソフの立ち上げ
東京に進出し、アーペーセー(A.P.C.)のブランドのショップ店員として7年間勤務した後に、1998年に念願の自己のブランド、ソフを立ち上げ、2002年にソフネットに改称しました。
当時のブランド名であるソフの由来は、“洗練された(SOPHISTICATED)”という意味です。ブランド立ち上げの目的としては、「自分のファッションを広めたいというよりは、お金のためだった。ダメだったら消える。」とのちに清永浩文氏は語っています。
その後も、「当時の裏原ブームに流されることなく独自のファッションのスタイルを貫いたことが現代までブランドを継続させている要因だ」と述べています。
サッカーへの情熱
ファッションの他にもサッカーをこよなく愛する人物であり、ソフネットは地元大分県のプロサッカーチーム大分トリニータのスポンサーとしても、地元を盛り上げるため活躍されています。
架空のサッカーチームというコンセプトのF.C.R.B.というNIKEとコラボしたブランドは、スポーツテイスト豊かなデザインが人気で、立ち上げ当時から現代まで、熱狂的なファンによって愛され続けています。
F.C.R.B.のファンは、年齢層や客層が広く今後も新しい集客が見込めるブランドです。
他にも、音楽やカルチャー、アートなどのさまざまな分野とのコラボも積極的に行っていきました。
新たな風を吹き込む
また、ストリート、アウトドア、トラディショナルなど現代のメンズファッションの枠にとらわれないカテゴリーに挑戦し続けています。
他にも、和のテイストを取り込むなど清永浩文氏の持つ独自のスタイルを確立しました。今までになかったような発想を取り入れることで、常にファッション業界から注目を集め、新たな風を吹き込み続けているのが、清永浩文氏の特徴です。