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トーキングアバウト ジ アブストラクションとは
トーキングアバウト ジ アブストラクション（TALKING ABOUT THE ABSTRACTION）は市原直紀氏によって2001年にスタートした日本のファッションブランドです。
コンセプト
トーキングアバウト ジ アブストラクションは、ショップ店員、アパレルメーカーを経験した市原直紀氏によって2001年にスタートしました。「作品製作に携わる全てのヒトとの共存デザイン」というのがブランドのコンセプトで、コンセプトに対するイメージを服のディテールに取り込み、人が着脱をする上でそれを探り想像しアイテムを製作しています。
トーキングアバウト ジ アブストラクションは、世界各国のヴィンテージウェア、民族衣装を独自の転写技術などを用いて再構築し製作したアイテムが特徴で、古い文化・物、近代の物・技術、すべてに同等の価値あると考え、その要素を混ぜ合わせて新しい価値観をつくり反映した性別も問わないユニセックスなデザインで、万人受けしなくてもいいマイノリティに向けた日常着を提案しています。
アイテムの特徴
アイテムを製作する際は、職人さんとの話し合いが綿密に行われ、試行錯誤を繰り返したのち生産されており、一つ一つのアイテムにかなりのこだわりと情熱が注ぎ込まれていることがわかります。
そんなトーキングアバウト ジ アブストラクションの中でも最も有名なデザインが「転写」です。スウェット生地のパンツに本物かと思うようなデニムのプリントを施し、風合いはデニムながらも履きやすさを追求したパンツや、それを応用しデニムジャケットのブリントを施したシャツなど着ても見ても楽しいアイテムがラインナップされており、最近はリネン素材のアイテムなど幅が広がってきています。
近年の動向
トーキングアバウト ジ アブストラクションは、2003年に大阪に直営店をオープンし、2年後の2005年にはパリでの単独展示会を行いました。それを皮切りに海外での展開も行っています。また、2011年、レディースラインとして「Breathed Things TALKING ABOUT THE ABST RACTION(ブレスド シング トーキングアバウト ジ アブストラクション)」の展開をスタートし、現在ではMATATABI、VEACH CO.、Factory Industry、TREADSの4つのブランド展開を行い、マルチブランド化を進めています。
今後の動向
トーキングアバウト ジ アブストラクションは、設立してから妥協することなくものづくりをし続け、今ではトーキングアバウト ジ アブストラクション含め５つのブランドの運営も行い非常に大きなブランドとなっています。その裏にはトーキングアバウト ジ アブストラクションを熱く支持し、広めてきたファンの存在があります。今でも新素材に転写を施したり、使ったことのないような生地でアイテムを製作するという挑戦も行なっており、引き続きチェックが必要なブランドです。
