ノースフェイス(THE NORTH FACE)はアメリカで誕生した、アウトドアの製品を取り扱うブランドです。厳しい自然環境との共存を目指し、製品には高い機能性を重視しています。
始まりはスリーピングバッグ
ブランドの創立は1968年で、カリフォルニア州にあるバークレーで、ブランドの歴史が始まりました。創業してからまもなく、原始的な自然生活を行うヒッピーが流行し、この流行とともにノースフェイスの知名度も広がっていきます。
ノースフェイスが一番初めに製造した商品は、スリーピングバッグです。その軽量さとコンパクトさは、大変優れており、現在でもノースフェイスの代表的な製品といえます。
アウトドア業界で、ノースフェイスが初めて最低温度規格の表示を製品に記しました。このことがきっかけで、消費者たちからの大きな信頼性を生み出します。
世界中からの注目
1969年には、シェラパーカーを発売しました。数多くのコピー商品を生み出すほど、人気の商品で、ダウンパーカーの原型といっても過言ではない商品です。
機能性を多く兼ね備えたノースフェイスの商品は、創業から目まぐるしく進化を遂げ、1975年になると画期的なドーム型のテントを発表します。
これまでとは全く違ったドーム型のテントは強度も強く、最小の面積でありながら、最大の容積を持ち合わせており、常識を覆すほどの製品として世界中から注目を集めました。
1977年になると、アルミでフレームが作られ、ナイロンで仕上げられたデイバッグが登場しました。アルミフレームがあることで形状を維持することができ、ナイロンが軽量感を生み出しています。その丈夫さから多くの人々からの支持を得ました。
日本での活躍
1979年には、日本にも活躍の場を広げていきます。これまで、多くの画期的なアウトドア製品を開発してきたノースフェイスですが、2012年からは、ランニングに適したシリーズを発表し、違ったジャンルでの活躍を始めました。
これまでのアウトドア製品開発で培った知識と技術を活かすことで、軽量でコンパクトなランニングウェアを開発します。翌年の2013年には、アウトドア用のウェアである、ラティチュードシリーズの展開をスタートさせます。主に、ジャケットやベストが中心のシリーズです。
ムーン・パーカー
2015年になると、世界で初めてとなる、人工でクモの糸を造り出して製造したムーン・パーカーを発表し、世界中の話題となりました。その革新的な技術力で、今もなお圧倒的な支持を得ているアウトドアブランドです。