「トーガプルラ(TOGA PULLA)」
1997年に「古田泰子」が創立したファッションブランド「TOGA」は、2004年にセカンドラインとなる「トーガプルラ(TOGA PULLA)」をスタートさせました。
プルラでは、ウエスタンやメタル使いといったトーガの独特の世界観を表現しているエッセンスを日常着に落とし込み、サイズ展開を幅広くして価格帯を落とすことで、より多くの人に日常的に着てもらうことを狙いとしています。
2011年の春夏シーズンからは、パリコレクションに先駆けるかたちで、プルラのみニューヨークを舞台にして、コレクションを公開しました。
それまでは、トーガには入れ込むことのできなかった部分をプルラで形にするという方法でデザインを手がけていましたが、トーガに先駆けたプルラの公開をきっかけに、プルラの製作とじっくり向き合うことができ、それぞれの独立した目標が明確になったと古田は語っています。
「トーガ ピクタ(TOGA PICTA)」
トーガは2005年、一点ものを展開するラインとして「トーガ ピクタ(TOGA PICTA)」を新しくスタートさせました。ピクタのアイテムは、古着を再構築しすべて手作業で製作されています。
これまでピクタでは等身大抱き枕やキーホルダー、メタルパーツやミラーを散りばめてビニール製のバッグなどを展開してきました。とことん個性にこだわりたい人にとって魅力的なラインとなっています。
「トーガ ヴィリリース(TOGA VIRILIS)」
トーガではウィメンズをメンズサイズに仕立てたものを展開していましたが、2011年秋冬より本格的に、メンズラインとなる「トーガ ヴィリリース(TOGA VIRILIS)」の展開をスタートさせました。
原宿にある店舗を訪れる男性客からの要望が多くあったことが、メンズラインスタートのきっかけとなりました。ブランド名に入っている「ヴィリリース」は、ギリシャ語で「成人男性が着る服」をいう意味を持っています。
デビューコレクションでは、カーディガンやセーターなどのウェアをはじめ、アクセサリーなど全部で19のアイテムを発表しました。
現代性のなかに、クラシックなデザインを融合させたデザインは、1950年代からインスピレーションを受けているそうです。ウィメンズの素材を使ったものも展開され、メンズラインの隅々までトーガの世界観が感じられるものとなっています。