トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)1984年にデザイナー自身の名を冠し手設立したアメリカのアパレルブランドです。メンズ、ウィメンズ、キッズ、スポーツウェア、デニムウェアを展開しています。

デザイナートミーヒルフィガー

デザイナーのトミーヒルフィガーは1951年、ニューヨーク州エルマイラ生まれ。9人兄弟の2番目で、高校時代、地元に最新のファッションを持ってくることを目指し、小さなチェーンストア「ピープルズ プレイス(People’s Place)」を二人の友人と共に150ドルの資金でオープンしました。20本のジーンズを売ることから始まり、これがアパレル業に携わるきっかけとなりました。しかし7年後に倒産します。 その後、ヒルフィガーは人々の求める服が調達できないと感じており、自らがデザインすることを決意。独学でファッションを学び、1979年よりフリーのデザイナーとして活躍しました。その時にビジネスマンであるMohan Murjaniと出会いました。彼はメンズウェアのラインを新たに始めようと計画中であり、トミー ヒルフィガーの起業経験に着目、新しいメンズファッションの新規開拓能力があると確信しました。Murjaniのサポートを得て、1985年に自身の名を冠したコレクションを発表し一躍名を馳せたのです。

ブランドの歩み

1995年CFDAのメンズデザイナーオブザイヤーに選ばれると92年に会社を上場させ、2004年までには従業員5500人、売上2000億円規模の企業にまで成長しました。その他、2005年にカール ラガーフェルドを買収しています。2010年、カルバン・クラインなどを手掛ける米アパレルのフィリップス・ヴァン・ヒューゼ(PVH)が、トミーヒルフィガーをアパックス・パートナーズから30億ドルの現金および株式で取得しました。

ブランドの特徴

ブランドデザインの代表的な作風は、リラックス感や若々しさ。その作風はファーストコレクションから、その後のあらゆるコレクションにおいても代表的なモチーフとなり、30年間にわたりクラシック アメリカン クールなアパレルを提供し続けています。また彼の優れた目利きは、デザイナーとしての活動や、印象的なマーケティング展開の制作を通じ、ファッション界にはとどまらず様々なカルチャーシーンにおける先進的な人々にも影響を与え、交流を続けています。

ブランドのこれから

現在、トミー ヒルフィガー グループは、トミー ヒルフィガー、ヒルフィガー デニムを含むプレミアムライフスタイルブランドとして、世界で最も認識されているデザイナーアパレルグループに成長しました。メンズウェア、ウィメンズウェア、子ども服、デニムコレクションを中心に、ライセンス契約ではライフスタイルプロダクトとしてアクセサリー、フレグランス、ホームファニシングを提供しています。ファッションブランドの枠に収まらないその展開に今後も注目です。

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