1959年にヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)が、イタリアのローマにてデザイン活動を始めたのがきっかけで、1960年にブランドをスタートさせた「ヴァレンティノ(VALENTINO)」。 イタリアを代表する華やかでラグジュアリーなファッションは世界各国で人気を集めています。 そんなヴァレンティノの中には現在2つの派生ラインである「ヴァレンティノ・ローマ」と「レッド・ヴァレンティノ」が存在しており、それぞれに違ったコンセプトのもとに作品を発表しています。

「ヴァレンティノ・ローマ」

まずこの2つのラインのうち先に発表されたのはヴァレンティノ・ローマです。2001年の春夏コレクションで、ディフュージョンラインとして「ヴァレンティノ・ローマ」が発表されます。 ヴァレンティノブランドにおいてデザインの原点となるローマをネーミングして、ヴァレンティノらしい華やかかつ優雅で洗練された世界観に加えて、若さもあふれるようなコレクションとなっています。 ディフュージョンラインとは、ブランド商品の販売拡大のために、ブランドの持つアイデンティティや感性、特徴はキープしながらも、従来よりも低価格で商品を作るブランドのことです。 一般的にブランドの商品は値が張りますが、ディフュージョンラインのものであればより多くの人が購入できるので、ブランドの知名度の向上にも繫がるのです。

「レッド・ヴァレンティノ」

そしてヴァレンティノ・ローマの立ち上げから遅れること2年、2003-04年の秋冬シーズンから、カジュアルラインとして「レッド・ヴァレンティノ(RED VALENTINO)」が展開を開始します。 レッド・ヴァレンティノはヴァレンティノブランドの中でも、今までにないカジュアルラインでありディフュージョンラインでもあるカテゴリーに属しています。 レッド・ヴァレンティノは、カジュアルな中にフレッシュさとヴァレンティノが持つクラシックなスタイルが絶妙に共存したものです。 グリム童話やディズニーとのコラボなどまるでおとぎ話のようで、魅力的で遊び心にもあふれたロマンティックなスタイルも特徴のレッド・ヴァレンティノは今までのブランドイメージにない革新的なビジュアルを通し、老舗ブランドであるヴァレンティノの時代を超えた美しさを新たに表現しています。 2011年1月には、東京・青山にレッド・ヴァレンティノとして日本初のフラッグシップストアもオープンしています。日本国内では正規販売店として東京都内以外にも名古屋、京都、大阪にショップがあるので実際に商品を手に取ってみることができるほか、公式サイトなどのウェブからの購入も可能です。  
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