ヴァレンティノ(VALENTINO)は、1960年にローマで誕生したブランド。現在はイタリアを代表する、ラグジュアリーなブランドとして有名です。オートクチュール部門をもち、バッグやアクセサリーなどの幅広いアイテムを製作・発表しています。
ヴァレンティノ表参道
そんなヴァレンティノが、2016年7月にヴァレンティノの旗艦店であるヴァレンティノ表参道をオープンさせました。
イギリスの建築家デイヴィッド・チッパーフィールド(David Chipperfield)氏とクリエイティブディレクターであるピエールパオロ・ピッチョーリ(PierPaolo Piccioli)氏が手掛けた、革新的なストアコンセプト作りがなされています。
壁や柱は大理石模様になっているストア内は、ガラス越しにも魅力たっぷり。コンセプトはパラッツォ(宮殿)とし、ゆったりとした空間にラグジュアリーな商品が並びます。
注目すべきは、2016年4月の熊本地震で被災した人を支援するキャンペーン。岡山の帆布を使い、縫製も国内産で作ったキャンバストートバッグを、表参道店限定で販売して売り上げを被災地に全額寄付する運動をオープンと同時に開催。
トートバッグにはヴァレンティノらしくスタッズがあしらわれ、ヴァレンティノファンや被災地を応援したい人は、手に取りたいアイテムとなりました。
ストアコンセプト
ストアの1階はウィメンズのコレクションをディスプレイ。スタッズのついたバッグやシューズもあります。ストア限定品ももちろんあり、一目見たいお客さんが訪れます。2階はメンズのコレクションをディスプレイ。
ここでは日本でも初めての、自分だけのデニムを作るカスタマイズサービスを提供しています。常設では初めての試みです。
ベースは3種類(レギュラー・スリム・チノ)から選び、ポケットやシルエットなどにこだわって自分好みのものを作ることができます。
約2か月後に、ヴァレンティノのトレードマークともいえるスタッズがついたボックスで納品されるそうです。細かい部分ではありますがステッチまでもカスタマイズできるため、オリジナリティあふれる特別感たっぷりのデニムが完成されます。
高級ブランドであるヴァレンティノの世界が、惜しみなく感じられるストアに足を踏み入れれば、時代の最先端を走るファッションを、季節ごとに感じられます。