古き良きアメカジファッションの代表格であるバンソン(Vanson)は、1974年にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで誕生したブランドです。当時22歳であった創設者Michael Van De sleesenは、ボストン大学で経営学を学び自身の名を略したバンソン・アソシエイツ(Vanson Associates Inc)を設立しました。自宅をオフィスとし、ミシンとタイプライターだけでスタートしたバンソンのレザーウェアは、品質にとことんこだわりボストンのレースシーンなどを中心に徐々に世間に浸透していったのです。 当初は順調にいっていたバンソンですが、1978年のオイルショックやその後の不況のあおりを受け、業績は悪化し1983年倒産の危機が訪れます。しかし、翌1984年に本拠地をボストンからサザンランドに移し、フレッドワイズ(Fred Wise)氏によって、バンソン・レザー(Vanson Leathers)として復活を遂げたのです。1980年代の後半にはクインシーに工場を移転させて、現在もここでバンソンのレザーウェアは製作されています。 その後、バンソンはモーターサイクルの際に着用するレザージャケット市場に参入し、アメリカだけでなくヨーロッパや日本からの需要も急速に高まり、アメリカを代表するハイクオリティレザーメーカーへと成長していったのです。 特に日本では、1980年代後半アメカジファッションが大流行しており、そのブームに乗って知名度も一気に上がりました。当時のアメリカンウェアは華奢な日本人には着こなすのがとても難しいサイズ感のものが多かったのに対し、バンソンのジャケットはタイトな身幅と二の腕で日本人の体形にもマッチし、アメカジブームの流れに乗って確固たる地位を築いたのです。アメカジブームが去ったあとも、バンソンのブランドイメージやクオリティの高さに魅了されるファンは多く、圧倒的な人気を誇っています。 現在もクインシーの工場では、約150名の熟練の職人によってレザージャケットが生産されています。それぞれの部署では、職人の作業とともに新しいスタッフの教育も行われており、熟練の縫製技術を引き継ぐ姿勢が、最高級のレザー製品を作り出しているのです。
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