ヴェルサスとは、1989年にジャンニ・ヴェルサーチがミラノでスタートしたブランドです。
「ヴェルサーチ(VERSACE)」のセカンドラインとして展開されています。
2013年にブランド名を「ヴェルサスヴェルサーチ(Versus Versace)」と改名しました。
ジャンニ・ヴェルサーチの妹であるドナテラ・ヴェルサーチにプレゼントするような形で「ヴェルサス」をスタート。
ドナテラ・ヴェルサーチについて
ドナテラ・ヴェルサーチは、イタリアのレッジョ・ディ・カラブリア出身。
母親がブティックを経営していたため、兄であるジャンニ・ヴェルサーチ同様、はやくからファッション業界に親しんでいました。
1970年代半ばから、すでにデザイナーとして活躍していた兄のジャンニの後を追ってニットウェアのデザインを始めます。
「ヴェルサス」を始める以前は「ジャンニ・ヴェルサーチ」の参加各ブランドのデザイナーとして兄をサポートしていました。
1997年7月15日に、ジャンニ・ヴェルサーチがマイアミ・ビーチにある別荘の入口で連続殺人犯によって殺害された後に、「ジャンニ・ヴェルサーチ」の専任デザイナーに就任しました。
ブランドの歩み
ミラノで初めてのコレクションを1990年に発表し、1995から2003年の間は、ニューヨークファッションウィークにて、ウェア、アクセサリー、ウォッチ、フレグランスなど幅広いジャンルのコレクションを発表。
2004年以降、売り上げの低迷によりアクセサリーコレクションのみに展開を絞りましたが、2009年にクリストファー・ケインとのコラボによりウェアコレクションが復活しました。
以降、クリストファー・ケインがヴェルサスのバッグとシューズ部門のデザイナーに就任。後にウェアコレクションのデザインも手がけるようになります。
2013年にクリストファー・ケインが退任し、J.W.アンダーソンとコラボレーションでカプセルコレクションを発表しました。
2015年、クリエイティブ ディレクターにアンソニー・ヴァカレロが就任し、同年の秋冬シーズンから、アクセサリーを含むメンズ・ウィメンズ両ラインを担当します。
同年4月25日、東京・南青山に日本初の直営店をオープン。
翌年、アンソニー・ヴァカレロがクリエイティブディレクターを退任しました(ヴァカレロはサンローランパリのクリエイティブディレクターに就任)。
現在、ドナテラ・ヴェルサーチがクリエイティブディレクターとして手掛けています。