デザイナー 中村ヒロキ
世界的に注目を集めている日本の靴ブランドの「ヴィズヴィム(visvim)」。
ヴィズヴィムのデザイナーである中村ヒロキは1971年生まれ。ヴィズヴィムを展開している会社キュビズムの代表であり、ヴィズヴィムのクリエイティブディレクターを担っています。
2000年にヴィズヴィムをスタートして、ブランドは服以外にもアクセサリーやフレグランスまで展開するトータルブランドへと成長します。
2009年~2010年にかけてはモンクレールV(Moncler V)においてデザイナーを担当したり、その後も新コンセプトのショップをオープンしたりと華々しい活躍を遂げました。また、2013年~2014年の秋冬にはレディースラインの「WMV」も手掛けています。
デザイナー幼少期
彼のファッションの原点は彼の母と叔父がファッション好きだったことからです。
ファッションに興味を示し始めたのは小学生の頃からで、自分が着るものに対して「この格好がしたい」や「このジーンズでなきゃ嫌だ」というこだわりをこんな小さい頃からすでに持っていました。
13~14歳頃には「何を着ようかな」と感じ始め、それがファッションと捉えるようになった時期だと彼は言います。
そんな幼少期から「自分で決めたい」や「自分が好きな服を着たい」という想いが人一倍強く、ファッションへの自分なりのこだわりを常に持っていました。
ブランド立ち上げのきっかけ
そういった想いが10代~20代前半になると、自分のコレクションをしていくなかで「どうしてコレは欲しくて、コレは欲しくないのだろう?」と考えるようになりました。
そして、20代後半になり「自分が着たい服・好きな物を作ろう」という想いがブランド創設のきっかけとなっています。
今後のヴィズヴィム
そんな中村ヒロキは今後について、その瞬間ごとで「ここにいるように」「こういるように」と自分に正直であることを心がけたいと話しています。
将来の設計図を思い描くことはあるけれども、なるべく「今ここにいる」ということを大切にしていきたいという彼の想いです。
また、ヴィズヴィムを履いているお客様を見て同じクオリティーを感じられることが嬉しく“商品を通したコミュニケーション”ができることを身をもって感じることができると語っていました。
商品を通して自分の考えていることや感じていることがクリーンに伝わるようなものづくりをしていきたいと話す彼の今後に期待が集まります。