「ワコマリア(WACKO MARIA)」は2003年、デザイナーの森敦彦氏とディレクターの石塚啓次氏によって日本で立ちあげられたブランドです。
森氏、石塚氏ともに元Jリーグ選手と言うユニークな経歴を持っています。
ワコマリアのコンセプト
ワコマリアはラテン語で、その意味は「へんてこマリア」、「女、音楽、酒、ハットを愛するルーディーな大人」をコンセプトに、デザイナーの森氏が「自分が女性ならこんな男性に惚れるだろう」と考えられるデザインのアイテムを生み出しています。
ワコマリアのファッションアイテムは南米、映画、カリブ諸島のラテンカルチャーの文化、サッカーなど、陽気なイメージを彷彿とさせるデザインです。
大人っぽさとカジュアルさの融合に成功した洗練された中にも遊び心が垣間見える魅力的なデザインとして人気を博しています。
主なターゲットは30代前半で、「大人が着られるモノ作り」を提案しています。洋服はもちろん、ストール、バッグやネクタイ、財布といった小物まで豊富なラインナップです。
ワコマリアを愛用している芸能人、有名人はとても多く、SMAPや嵐、EXILEのメンバーなどがメディアに度々ワコマリアのアイテムを着用して登場しています。
ワコマリアの製品は全て100%日本製です。国内の品物を意味するドメスティックブランドという意味で「ドメス系」とも呼ばれています。
「THE AMERICANS GUILTY PARTIES」
2011年9月、ワコマリアは初めてのフォトブック「THE AMERICANS GUILTY PARTIES」を発売しました。このフォトブックはロサンゼルスを舞台にしており、アメリカの各都市から集まった7人の男性が街をうろつく、というコンセプトで撮影されています。
モノクロの写真を軸にして80ページにも及ぶフォトストーリーを、人気フォトグラファー水口太郎氏が撮り下ろしました。スタイリングに野口強、アートディレクター村田錬など、著名なメンバーが終結し、豪華でアーティスティックな仕上がりが反響を呼びました。
コラボレーション
2012年、石塚啓次氏は会社を退き、森敦彦氏がデザイナーとプロデューサーを兼任しています。
近年、インディペンデント映画の巨匠と呼ばれている映画監督、ジム・ジャームッシユ等とのコラボレーションも積極的に展開し、その世界観に大きな広がりを見せています。
また、2016年7月9日には「コンバース(CONVERSE)」とコラボレーションし、ブランド初のスニーカーを販売しました。
上質ながらも色気を感じさせるデザインはシーズンを追うごとにファンを増やし続け、妥協を一切許さないモノづくりと独創的なオリジナリティを表現し続けています。