歴史あるウエスコ
1918年、アメリカオレゴン州で誕生したウエスコ。創業から100年近くたちますが、これまでの道のりは平坦なものではありませんでした。
世界恐慌や戦争など様々なできごとに巻き込まれながらも、不屈の精神で乗り越えてきた創業者の強い信念は、今でも脈々と受け継がれています。
「量より質」
そのこだわりのひとつが、品質を最優先し、大量生産はしないということです。
長い歴史の中で培われてきた技術に絶対の自信と誇りを持っているので、一つ一つのブーツにその技術をそそぐことを信念としています。
さらにその信念のもと、新しいことにも挑戦し続けています。
一例が、2003年ラインナップに加わった「ファイヤストマー(Firestormer)」。246℃の高温の中で40分耐える実験にもパスし、消防士たちの足元を守った実績はメディアでも評価されました。
ウエスコのブーツは、徹底した品質管理のもと、裁断や縫製、パーツの取り付けなどすべて自社工場で行っています。ブーツを組み立てるには、155の工程を要し、熟練の職人の高い技術によってつくり上げられています。
ステッチダウン製法
中でも、ウエスコが創業時よりこだわり続けているのが、アメリカの伝統的な製法であるステッチダウン製法です。これにより、耐久性・屈曲性・防水性に優れた製品に仕上がります。
ステッチダウン製法とは、甲革の端部分を内側に織り込むのではなく外側に折りラバーソール、ミッドソールとともに縫い合わせる製法のことをいいます。
ウエスコでは甲革に2枚のレザーを使用し、型崩れを防ぐためトウキャップをはさみ入れているので、耐久性はもちろん、気密性が増し防水性を向上させています。
シンプルな構造のため、余計なパーツを使用していないので、馴染みやすく良い履き心地を感じることができます。
足への負担を軽くするために製造に手間のかかる、スティールシャンクを採用。過酷な場面でも耐えることができるレザーや選び抜かれたソール、それらにステッチダウン製法を組み合わせることによって、とても優れた耐久性を持っています。
充実のカスタム
使用するお客様一人一人のライフスタイルや好みに合わせてカスタムオーダーが可能。
ウエスコの全13モデルの中からレザーカラーやトウ、ソール、ステッチやバックルなど細かな部分までカスタムして最適の一足を作成することができるのも、ウエスコブーツの大きな特徴です。
設立当初からロッガー(木こり)やラインマン、消防士など過酷な職業に従事するアメリカの男たちの足元を支えてきたウエスコの高い機能性とクオリティは、ファッションブーツにはないこだわりと特徴を持っています。