絶大な支持
ハーレー乗りが絶対的支持を寄せている「ワークブーツ」のブランドがあります。それがウエスコ(WESCO)。
ハーレーに乗るということは、足元で頻繁なシフトチェンジを行い、時には雨風にさらされ、万一事故を起こした場合は、足を守る役割も果たさなければいけません。
スニーカーではすぐに靴が傷み、ダメになってしまいます。
それもあり、ハーレー乗りは、ブーツを求めます。スタイル的にも「ハーレーはブーツが似合う」という面もありますが、様々な環境の変化で過酷な条件を求められるということになれば、ブーツが最善の策ということがいえます。
ですが、一言でブーツといってもメーカーは様々。手頃に手に入るものからハイブランドまで、種類も数多く存在しています。そんな中、ウエスコは多大な支持を得ています。
ウエスコの究極のワークブーツ
ウエスコは1981年にオレゴン州ポートランドで「WEST COAST SHOE COMPANY(=WESCO)」として創業を開始。「シューメイカー(=靴職人)」という名のある「ジョン・H・シューメイカー(John H Shoemaker)」によって創設されました。
小さいながらもクオリティーを最も優先したブーツを作るメーカーとして、逆境にも負けず現在に至るまで、その歴史は100年と続いています。
1足のブーツを作るのに155もの工程を踏んで、そのうえ手作業のため技術力の高い職人が時間をかけて丁寧に作ります。ウエスコが大量生産をせず、効率も悪いこの作業を続けるのには、理由がありました。
そもそも初めウエスコは、外で重労働をしている木こりに向けてブーツを作っていました。
しかしオレゴン州では11月~3月にかけて雨期が訪れ、頑丈で履き心地が良いだけではなく、雨の中で作業しても水に耐える防水性が求められたのが、現在のブーツを作るきっかけとなりました。
その後、一般用に作られたウエスコのワークブーツが話題を呼び、タフな労働をする人たちから多くの支持と好評判を得ることとなります。
製品は、いろんな職業の人たちも使用し、警察官や消防士などからも高く評価されました。日常的にも履きこなせる頑丈さと、交換をすれば自分の足に馴染んでいるブーツがずっと履けるのも、ウエスコが人気の秘密ともなっています。
そのような歴史的背景から、ウエスコがハーレー乗りに愛されるのが分かります。ウエスコブーツは、厳しい条件を求められてもそれを満たせるタフなブーツといえます。