ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)のデザイナー、相澤陽介は1977年10月、埼玉に生まれます。
ジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE)での経験
1999年、多摩美術大学染織デザイン科を卒業しました後、コムデギャルソン(COMME des GARÇONS)のジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)の企画生産部に5年間勤めました。
そうして2006年のA/Wシーズンコレクションからホワイトマウンテニアリングをスタートさせます。
ブランドコンセプト
ブランドのコンセプトは服を着るフィールドは、全てアウトドア、ということで、ブランド、技術、実用性の3つの要素をひとつにまとめてマーケットに屈することのない姿勢でのものづくりにこだわっています。
相澤陽介は幼少期より父親の影響でアウトドアが大好きで、学生時代も山登りやキャンプに夢中になっていました。
彼が一番好きなファッションが、その時に着ていたアウトドアファッションだったため、ブランドを立ち上げる際にシーズン毎にテーマを設けるスタイルではなく、自身の一番好きなアウトドアをコアにして、それをファッションで表現しようと考えていました。
そこで、アウトドアをブランドの旗印にするために、ブランド名にマウンテンという言葉を取り入れたのです。
広がるブランド展開
2009年8月には代官山にブランド初の路面店となるWhite Mountaineering shopをオープンし、2010年にはホワイトマウンテニアリングとして初めてのランウエィ形式でのコレクション発表を行いました。
2011年A/Wシーズンにはニューヨークにて、2013年A/Wシーズンにはミラノ・パリにてそれぞれ展示会をスタートさせます。
モンクレールダブル(MONCLER W)
また、2013年にはモンクレール(MONCLER)が相澤陽介にオファーを出し、ホワイトマウンテニアリングとコラボレーションを実現したメンズのニューコレクション モンクレールダブル(MONCLER W)を発表しました。
このコレクションにおいて相澤陽介は自分がモンクレールで何ができるかというオリジナリティを重視し、工業製品の感覚で様々な素材とパターンを組み合わせていき、クオリティの高いものづくりを突き詰めました。
アディダス(adidas)
2016年にはアディダス(adidas)のラインを手掛け、フィレンツェで開催されたピッティ・ウオモにて発表しました。
アグ(UGG)
また、パリのショーにおいてムートンブーツのブランドであるアグ(UGG)とのコラボレーションを発表しました。
雄大なる自然を相手に働き、闘う男らしい男性を理想像におき、それを形にしようとこだわり続けた。と語る相澤陽介の、ものづくりへの真摯なスタンスが世界的に認められ、国内外のバイヤーから喝采を浴び、ヨーロッパのメジャーなブランドとのコラボレーションを次々と叶え続けているのです。